2018.3.30 本当に大事なものは目には見えないの◎
いつも子ども向けの会で私が気をつけているのは「語りすぎない」ということ。大人のためのキセツクラシの会では、一つ一つの素材やその形や色に込められたメッセージ、その文化的背景についてじっくり語る部分も、子どもには「語りすぎない」。
今を生きる一人一人が自然という力の源泉としっかり繋がり 自分の人生を自分のものとして 生きられるように。 彼らが愛と平和に満ちた今よりもっと素敵な世界を未来へと繋げることができるように。
100年後、1000年後の森はどんな色が織り込まれているかな。。。どんな風が吹いているだろう。。。そんなことを思いながら。。。
2018.3.21 自然の理りに小さき人は素手で触れる◎
ついに春分を迎えました◎それぞれのタイミングでそれぞれの花がそれぞれの場所で芽生え、そして花を咲かせる。太陽と地球。そして私。せいのっと息を合わせて、また新しい一歩を踏み出す。
ジョセフ・ダグニーズ 文 ジョン・オブライエン 絵 渋谷弘子 訳
さ・え・ら書房
誰しも衝動的に、どんな障害があろうとも、そうせずにはいられない。そんなこと。そのタイミングがあるのですよね。とくに小さい人は、その衝動に突き動かされて、大人には苦行のようなことも嬉々として、いとも容易くやりきって。あっという間に大きくなっていく。。。
レイチェル・L.カーソン 著
新潮社
2018.3.10 ぽかんのあとさき◎
私は大振れに振れる春にぶんぶん振り回され、まとまっていたはずのものが突風に吹き飛ばされ、ぐるんぐるんにかき混ぜられるかのごとく、しばし混沌の海に身を任せておりました。
頭も身体も一時フリーズ。ついついぽかんっとしてしまって、心ここにあらず。なにひとつまとまらない。。。ただその混沌のなかにも、きらっきらっとすごく美しく光るものが見えて。すっきりまとまらない気持ち悪さと、何か素敵なものが生まれてきそうなわくわくとが入り混じったなんともいえない時でした◎
まあ。春はこんなもんだ。という、半分諦めと、春ってすごいなあ。なんて。むしろ畏怖の念まで感じながら◎
それがあら不思議。風がおさまると心もすっかり静かになって、ゆっくりと平静を取り戻しつつあります。季節もそして私も、こうしてまた一つ前へと歩みを進めるのですね◎ほんと。自然ってすごいなあ。。。
そんなこんなで、ぽかんとしている間に、すっかり日が経ってしまいましたが、実は先週末は春爛漫のくるりん畑で、のんびりしてきました◎
頭上には満開の梅の花。きらきらの太陽に光ってる。あっちでもこっちでも、うふふ。くすくす。。。かわいい野の草花の笑い声。それにつられてうきうきとお外にでてくるのは、私だけではなくて(!)てんとう虫やクモやアリも◎そんな彼らと、みんなも結構うきうきだね〜◎なんて話してきたのです。
なんと穏やか。。。春霞。。。はあ〜〜〜〜◎
耕さない畑の2度目の春、地中から這い出してきた虫たちの表情が例年より優しげに見える。耕していないのに、土がやわらかいんだよね。(本当は耕していないから。やわらかいのか。)
今年のくるりん畑は、種まきももちろんするけれど、この耕さない畑に去年降り立ったコボレダネが、どこでどのように芽を出すか、じっくりゆっくり楽しみたい◎と思っています◎
人も自然も、心を込めて観察。時に探索。そして対話です◎
くるりん畑の新しい一巡りも始まるよ〜◎
・・・その翌日から泳いだ泳いだ春の嵐。
そんな私がぽかんの間に唯一したこと。
これは、もう本能のようなものかもしれないのですが、春の嵐のゴーッという地鳴りのような地響きのような春の声が聞こえてきたら、ハクモクレンの木のところにとんでいかずにはいられないのです。
このゴーッはハクモクレンの根っこから入って、上へ上へ突き進み!あの白い花を白い炎のようにヴォッヴォッと咲かせてくれているに違いない。と。
そして。やっぱり。咲いていました。白い炎◎
うん。やっぱり。やっぱりね。
ほんと。自然ってすごいなあ。。。
旧暦 睦月23日
2018.3.1 うららかな春の陽がゆれる◎
障子越しの春の陽が風に揺れ、うっとり◎◎◎菱餅やひなあられの桃色、白、若草色はなんでこんなにも私たちをうきうきさせるのでしょう◎◎◎
旧暦では、まだ睦月14日ですが、昨夜どっと降った雨で清められた清浄な空気とその後ぐんぐん上がったお日様のあたたかさで、春気分も盛り上がり◎ご参加いただいたみなさんとひなまつりを身も心も楽しむことができました◎
今回も、笑顔いっぱいのしつらいを通した心の交流のひと時◎平和でした〜◎みなさん本当にありがとうございました◎
次回は、端午の節句の会を4月26日に行います◎どうぞ、お楽しみに〜◎
旧暦 睦月14日