2019.9.24

千葉県を直撃した、先日の台風。
くるりん畑でも、まさかこんな太い木が!というような大木が根元から倒され、枝が折られ、山盛りの木が畑中を覆いました。風向きが違えばこの大木は小屋に直撃だっただろう。。。
でも、畑で共に夏を越した野菜や花たちは、枝が倒され、葉はぼろぼろに疲れた様子は見せているものの、少しずつ元気を取り戻し、私たちに元気を分けてくれています◎本当におかげさまです◎
この復興作業も私たち家族にとっては、この世界で人と協力して自分自身の持てる力を活かす体験の機会を与えてくれています。
一人ではウンともスンとも、ビクともしない大きな大きな重たい木を、家族4人智恵を働かせ、力を合わせたら動いた!二手に分かれてコマのようにまわしたり、テコの原理を応用させたりしたら、ごろごろっと!やったぞ!できた!感動とともに触れられた、物の理の本質。もうぜったいに忘れない。
今回のプロジェクトのために、子どもたちにはおのおのマイノコギリを買ってあげました。
初めは桐の木など柔らかくて軽い木から練習して、今やどんな木でも根気よく向き合って切ることができる。この枝切って〜とお願いすると、はいはーい!と快く。その集中たるや、感服の頑張り!大活躍!
そして猛烈な集中のあとの休憩。ノコギリを置いて、倒れた木に登って遊びだす2人。休み時、辞め時を知っている彼らは頼もしい。
もう、今日のところは満足したんだね。
木一つ一つ、色も香りも質感も重たさも枝ぶりもそれぞれ。昔から人々は、それぞれの木の特色を生かして、それぞれの良さが活かされる使い方で木々を暮らしに活用してきた。そんなことも、いつの間にか、身体の中に吸収されていく。
二人が切ってくれた木は、今度一緒にオーブンでピザを焼く火として使おうね。そのためには濡れずにストックできる屋根付きの場所が必要だね。なにかいいものはないものか。。。そういえば畑の倉庫に使わなくなって置いていたベッドの枠があった。これ使えるね!切った木はこの上に積んで、その上にタープをかけて雨よけすればいいね!
この長い木は、今度子ども達が秘密基地を作るのに使えそう。この蔓もヒモにできる。この木は柔らかいから、なにか掘ってみようか。
そんなクリエイティビティもつぎつぎと湧いてくる。
生きる勇気。全てがギフト。






2019.9.19 今年の冒険その2

現在進行形で進んでいる2つ目の冒険は、このページでも何度か写真やレポートでシェアしているエディブルスクールヤードの一連の活動。
6月末、ジャパンチームの研修生として単身カリフォルニア・バークレーでひらかれるエディブルスクールヤードサマートレーニングへ参加したのをきっかけに、もともと緑化ボランティアとして活動していた我が子も通う地元の小学校でのエディブルスクールヤード活動スタートの動きが本格化。いよいよ10月から正式にエディブルスクールヤード太尾として放課後クラスを定期的に開くことになりました。
校長先生や副校長先生、教務主任の先生、放課後キッズクラブの理事長さんや主任、副主任の先生方、緑化ボランティアのリーダーさん、メンバーさんなどたくさんの方々の応援とお力添えをいただいてのスタート。
みなさんのご期待にこたえられるように、そしてなによりこどもたち一人一人の心に地球市民としてこれからの世界を生きていく自覚と自信の種を蒔けるように。胸一杯の愛を注ぎたいと思っています。
ありがたいことに、エディブルスクールヤードジャパンの堀口さん、西村さん、はじめ一緒に愛和小学校で活動している仲間たちも応援してくれていますし。今回の取り組みにボランティアスタッフとして手伝ってくれる心強い仲間たちもいます。もちろん、バークレーのエディブルスクールヤードプロジェクトの仲間たち、一緒にサマートレーニングを受けた世界中で頑張っている仲間たちも心強い支えです。
食べる(エディブル)ことを中心におき、友達や大人たちと協力し合いながら、自然の恵みといのちの本物の手触りを喜びをもって感じられる機会、そのすべてへの感謝の心と共に私たちの大好きなガーデンをお世話するこどもたちこそが、持続可能を越えて、今よりもっとよい地球を未来へと繋げてくれると信じています。
今、まさにプログラムを一から練りに練っているところですが、そこには私が今までゆったりおったりの森で活動してきたすべての経験もいかされています。日本の文化に根差したエディブルエデュケーション。
この取り組みがよいモデルとなって、他の学校へも広がり、1人でも多くのこどもたちに、エディブルエデュケーションに触れる機会が届く日が来ることを願ってやみません。
この研修から帰ってきて、7月に大倉山で、9月に多摩で研修報告の発表をする機会をいただけたのも、体験が私自身の血となり肉となっているのを実感するよい機会になりました。
そして、10月には、地域の市民農園作りをめざした学び合いの場である農ラボさんで、エディブルスクールヤードの学びのシェアをさせていただくことになりました。様々な人が集って語り合うことから生まれる、明日への一歩◎とても楽しみです◎お時間合う方、ご一緒しましょう◎
エディブル関連では、今後もいろいろと面白い企画が生まれてきているので、またシェアします◎

2019.9.19 今年の冒険その1◎

 
今年もしっかり暑い夏だったのですが、気がつけば、もうすっかり涼しくなり、この半年ほどのいろいろな実りが一つ一つ色を表し、形を成してくる季節になったようです。
今年は私にとって、とても大きな冒険のはじまりのような年でした。
まだまだ、その冒険は現在進行形で進んでいるのですが。
一つ目の冒険は、高齢者のためのモンテッソーリケアの勉強。
「モンテッソーリ」というと、日本では一般的に子どものとくに幼児教育というイメージが強いと思いますが、実は小学校も中学校も高校も・・・そして高齢者ケアもあります。
生命がお母さんのお腹の中に宿った時からその生命の最後の時まで、この地球上で生きる全ての人がそれぞれに最適な環境の中でそれぞれの生命を全うできるように。今の世界のデザインによって生きにくさを感じる人たちがいたら、その1人1人が自分の力を存分に発揮できる最適な環境と必要な手助けを、1人1人を観察することから編み出していくいう姿勢。この姿勢で1人1人に対する時、どこにも同じ人なんていないということが本当によくわかります。
今年の1月に研修を受け、数週間に渡って高齢者ケアの現場での実習もさせていただき、観察記録とレポート課題作成と提出。。。今回が日本での第一回目のモンテッソーリケアワーカー養成講座で先生がまだ日本にいらっしゃらないので、提出書類も英文で。。。いろいろと、大学生の時のような気分を久しぶりに味わいながら、様々な方々にお世話になりながら、なんとかがんばって。AMI国際モンテッソーリ協会よりディプロマをいただくことができました。
多様な世代、多様な文化、1人1人もそれぞれな多様な人々・・・核家族化によって、より一層社会から切り離されがちな人たちがコミュニティの中で、そのままにリスペクトされ。自然現象として老化し不自由になったことは適度にサポートされ、できる事は喜びをもってコミュニティに貢献していただき、社会の奏でるハーモニーに、自分の音を奏でていただく。それによって、ご本人の生きる質の向上はもちろん、社会はもっと豊かになる。
多様性は豊かさだと、常々思いますが、それもこれも、その多様なもの同士の混じり合いの場、生かし合いの環境があってこそ。まさに、私が学んだモンテッソーリケアは、多様性を生かし合える場づくり、機会づくりの一つの視点とアイデアの蓄積だと思っています。
これからこの学びも様々な場で生かしていきたいと思っています。

2019.9.14 今年の十五夜は◎

朝、新聞を読みながら兄がいう。「今日は仲秋の名月だって。」
「お月見団子つくろうよ。」と弟。
ということで、今年のお月見団子は子どもたちにお任せ。買い出しからお任せ。上新粉と白玉粉の違いも作って食べてみたらわかるさ。
大きい実りに小さい実り 全部で15個。
外からは、澄んだ声でなく秋の虫の合唱。。。
「どこから聞こえる?家の中?」「いやいや、道の向こうのどんぐりの木の下あたりじゃない?」
「どんぐりか。。。リスに一個あげとくか。」(え?リス!?)とおもむろにポケットからどんぐりを取り出して。ベランダにぽいっ。。。ころころころ。。。
今夜は少し雲が多めでお月様見えるかわからないけど。。。
「ベランダに特設月見台を作ってお団子設えよう。」

「そして、みたらしあんをいっぱいつけて食べようよ。」
出来上がってお団子を一瞬お月様にお供えしたら、さっそくおのおののお皿にみたらし団子を用意して、特設月見の席へ移動。落語の噺家さんのように、みたらしをすする音の研究。。。ずるずる。ずるずる。。。
「さっき道でススキとってくればよかったな〜。。。」「そうだね。今度十三夜の時は、ススキも用意しよう。」「ベランダが南向きだからお月見がしにくい、月見台は東の空がよく見える向きでなくちゃ。」(たしかに。。。)
そのまま子どもたち主催の十五夜の宴は、寝る間際まで続き、ついには布団も持ち込みごろごろ、ごろごろ。。。「このまま月を見ながら寝ていいかな。。。。」ごろごろ、ごろごろ。。。
・・・・・。。。
いろいろツッコミどころ満載な子どもたちとの愉快な十五夜の夕べ。

 




 

2019.9.2 夏の終わりは秋の始まり◎

ベランダのバケツ稲がちいさな花をさかせ、風に揺れています。
まだ日差しは強いし、蒸し暑いし、セミもないているけど。夕方になると少し風が涼しくなって、気がつくと、あっという間に日が暮れて。。。そして、コオロギがないている。。。
昨日は夏の終わり恒例の地域の子ども相撲大会でした◎地域の大人たちに見守られ、目の前でぐんぐん成長していく子どもたちの姿を目の当たりにできる素敵な会。
この夏も、すっごく感動して、すっごくうれしくて。ああ。。。いい一日だったな〜〜〜。。。ありがたいな〜〜〜〜。。。と笑っていたら、次の日もまた、すっごく感動して、すっごくうれしくて。。。。そんな夢のような日々をたくさん過ごすことができました。だいたいそんな素敵な日の日記は抜けていて。写真すらなかったりして。。。そんなのは、もう毎年のことで、今年に限ったことでもないけれど。
でも、今年の夏は、ことのほか一緒に本気になって今を楽しんでくれる大人たちに恵まれた夏だったなあと。そのつながりを有り難く感じています◎
大人と子どもが一緒になって思いっきり今を楽しむ。本気でこの地球のことわりを思いっきり探求する。そんなことから未来への突破口は開ける気がする。
夏の終わりは秋の始まり◎
それはそれで、悪くない◎
秋も楽しいこと盛りだくさん。
一緒に思いっきり!感謝して、楽しみたいと思います◎
たくさんの人たちと一緒に本気で楽しんだ夏のまほうで、一回り大きくなった2人の笑顔が夕日に照らされて眩しい!
この夏わたしたちと一緒に遊んでくださった全てのみなさん。本当にありがとう!またよろしくおねがいします◎