2017.1.29 太陽と月と呼吸を合わせて◎

photo by yuji kazama
 明けましておめでとうございます。

 おかげさまで太陽と月とそして大切な家族や友人たちと共に(旧暦の)新しい年の新しい一日を、気持ちよく迎えることができました。ありがとうございます。みなさんはどんな日々をお過ごしでしたか?

 私は昨年末来うっかり日記をアップせずに数ヶ月が過ぎ明けた2017年早々、「今年はあんなこともこんなこともするぞー!」と鼻息荒く!なんとなくかみ合わない忙しなさを感じながら飛ばし気味に(旧暦の)師走を走り抜けていたら、一家で風邪をひき。。。でもそのおかげでみんなでゆっくり休み、思いっきりデトックスできて、ようやく胸の内からじわじわと今年一年のビジョンがワクワクウキウキな形で表れてきて方向性が定まってきたところです。やっぱりこういうリズムに落ち着くのですね。太陽と月とそれに呼応するたくさんの生き物たちの息吹に自らの呼吸を合わせて、今年も「自然のままに」「一つ一つ」「丁寧に」「心を込めて」思いを形にしてゆきたいと思っています。うん。この波長この呼吸が私にはちょうどいい。

 そんなこんなでようやく幕の明けた今年。どんなことをしようかと考えているかを、いつもお世話になっているみなさんにシェアしておきますね。お!これは!とお心にひっかかるところがあったらお声かけください。ぜひご一緒に楽しく手足心を動かしましょう♪

photo by risa kazama


 まずは、去年の夏から再始動したくるりん畑。今日行ってきました。寒くてみんな葉っぱをぺたっ!ぴたーっ!と土にくっつけていましたが、これから日に日にあたたかくなる春の日差しを受ける準備は万全といった感じ。今年もたくさん種まきして、その成長を共に過ごせるのがたのしみです。

 そんな畑作りをしながら、今年もたくさんお友達と季節に合わせ牡丹餅や桜餅や柏餅つくって食べたり、草で紙を作ったり。染物したり。竹の子ほりもしようか。畑でまちをつくるのもいいね。もちろん、みんなで思い思いの持ち寄りランチを携えて◎いろいろ楽しいひとときをご一緒できたらうれしいな~。

photo by risa kazama


 また、去年の秋から七五三、冬至正月、節分立春と月一で開催してきた「大人のための室礼を楽しむ会」も、とても深いあたたかな対話のひとときとなっています。どうやったら美しく飾れるかとか、そんなHOW TOはお話ししません。いかにこの自然のリズムに合わせて自らの心の中の声と対話するか。内なる自然である自分自身の思いがそれぞれの体の中から「自然と」動き出す、それが目の前の板の上で形となる。その物を通して、誰かと対話する。その気持ち良さ、心地よさ、すっきりと曇りなく、自らのペースで前に進んでゆける感じ。日常の全てからふっと身を引いて、いいことも悪いことも全てをまあるく感謝と共に笑顔で過ごす一つの暮らしの知恵。そんなものをご紹介しています。

 こちらは平日の午前中10時から12時に自宅や実家の和室を使って、これも月一程度で継続していきますので、ご興味ある方はお声をおかけくださいね。詳細ご案内します♪次回は2月24日(金)10時から「ひなまつりの会」の予定です。

photo by yuji kazama
 その定例の室礼の会の他に、横溝屋敷という古民家で去年に引き続き虫博士とともに自然観察会を春、夏、秋の年3回と七夕とお月見に合わせた年2回のキセツクラシの会も開催予定です。これはいずれも親子で参加する体験型のワークショップで、キセツクラシの会は季節に合わせた手仕事と室礼を合わせた会となる予定です。これは詳細決まりましたらまたこちらでお知らせいたします。



photo by yuji kazama


そして、ついに10年目10回目となりました。恒例のおみその会は2月25日(土)に行います。毎年本当に大勢の方にご参加いただいて、そんなみなさんの勢いにお応えすべく、私も毎年ふうふうと息をきらしながらせっせと味噌を仕込んでおります。去年のもおいしくできているようですよ~♪お味噌ちゃんとの一年越しの再会が待ち遠しいですね。今年も麦味噌と米味噌を仕込みます!これは人数に空きがでれば初参加も可能ですので、ご興味ある方はお声かけください♪

photo by yuji kazama



そして、そして、今年はじめからわくわくしている新たなことといえば、服作りです。その出会いは偶然のような必然のような運命のような。。。感じなのですが、プロの方直々に手取り足取り、パターンの作り方から縫い方から作品を作りながら教えていただいています。衣服を纏うことは、「これが私」と自分の内にも外にも表現することであり、こういう私になりたいという宣言でもあり、そんな衣服を纏い思い続けているうちにそれがいつの間にか自分自身になってしまうような。そんなものすごい強い力となるものだなと感じています。今私が作っている服たちも、こうありたい人の生き方、その振る舞いや所作といったものを形にしてきているので、作ったそばから私が着てウキウキしています。将来ゆったりおったりの森の提案する衣食住の在り方を物語ってくれるモノに成長していく気配です。そんな服作り一緒にやってみたい方はいつでもウェルカム!これも月一平日午前中やっております。


photo by yuji kazama

それとね、まだありますよ。

様々なご縁がつながって、日本にいらっしゃる様々な国や地域に根を持つ方々との文化交流、そういう方々への「日本」というものの紹介ということもなにか始まってゆきそうな気配です。そもそも「日本人」なんていう人種は私はいないと思っていて、ただ日本という風土の中その自然のリズムに身を寄せてそこにある美しさを探し見つけては喜び合って生きてきた「人」たちの文化としてご紹介し、多様な根っこから花咲く生身の人間と人間同士の違いを喜び合い敬意を表しながら、深いところでの対話、交流を深めてゆきたい。そこからもっと高いところでの(もっとふかいところでの)美しく平和な文化の習合が生まれたら幸せだなと思っています。そんなこともあって、私の室礼の会を日本語を母語とされない方々向けにも開催したいと思っています。ただね。そうはいっても、なんとなくかじるだけではせっかくの機会がわかったようなわからないようなで終わってしまっては残念なので、まず日本語に同じ音をもつけれどたくさんの意味のある言葉があってそれにたくさんの漢字があるということが、ひとまず理解されているくらいの日本理解がすでにある方向けになってしまうなとは考えていますが。そんな会も近々開かれそうです。そんなこともあって、私自身の言いたいことを英語で思い描く機会も増え。実際に英語でコミュニケーションする機会も少しずつ増えてきたので、こちらもわくわく楽しみなところです。

photo by yuji kazama

まだまだ、いろいろあるけれど。

今日はこのあたりで。

今年もどこかでみなさんとお会いできる日を心から楽しみにしています◎

そう。太陽と月とそれに呼応するたくさんの生き物たちの息吹に自らの呼吸を心地よく合わせて、「自然のままに」「一つ一つ」「丁寧に」「心を込めて」思いを形にしていけたら、きっとまた出会えるよ。

うん。それを楽しみに、待とう。

旧暦睦月2日 まだか弱い大麦の芽が寒さに負けずすっくと立っていました。