2018.2.24 「子どもたちがお味噌を作る会」に改名かな◎
毎年参加してくれている子どもたちは段取りもすっかり心得ていて、豆潰しのポイントは?の問いには「一気にやろうとしないで、一粒一粒丁寧に潰すことです。」とは小学2年生男子のお言葉。はい。ごもっともでございます。その言葉通り、子どもたちの潰してくれたお豆は本当に一粒一粒滑らかなペースト状になっていました!
お豆や麹やお塩をかき混ぜていればどうしても床にこぼれてしまうこともあります。それが足の裏について、床があっちもこっちも汚れてしまったりもします。でも、最後には廊下や床の雑巾掛けまで子どもたちがしっかりやってくれて(途中から雑巾掛けリレー競争になって大盛り上がり!)大人たちは、まさに黒子となって、おしゃべりを楽しみながら子どもたちの細々とした後始末をせっせと致しました(笑)世の中の大人たちがみんなこうなら。子どもたちはもっと楽しくのびのび、いろいろなことに挑戦できるだろうな。そんな素敵な美しい光景でした◎
みんなでお味噌を仕込むのは本当にいいものですね。また来年も12年目のお味噌会みなさんとご一緒できますように◎ありがとうございました〜◎
2月24日 旧暦睦月9日 三寒四温 今日はあたたかでした◎
2018.2.19 奥の奥の奥深くで力強く流れるもの◎
この週末は、上野の国立科学博物館に行ってきました。子どもたちが宇宙の始まりや生命の歴史に興味を深めているので、広い広い博物館全て見られなくとも、なにか一つでも心に残ったらいいなと思って。。。
家に帰り、おもむろにスケッチブックを広げ、鉛筆一本で動物の足の違いを描き出す兄。その横で色とりどりのクレヨンで大好きな消防車を何台も何台も描く弟。学校の宿題をするときにはみられない、この真剣な姿勢。眼差し。ちょっとうっかり声をかけられない神々しさ。
子どもたちの小さな身体の奥の奥の奥深くで、なにものにも押し止めることのできない力に突き動かされて流れるこのいのちこそを大事にしたいと思った雨水の頃。
2018.2.11 梅の谷の夜明け。
梅は夕暮れ時から夜がいい。それが難しかったら早朝。だんだんと夜が開けゆく頃。
ふくよかな梅の香りがゆっくりと晴れてくる霞とともに、私の身体を通過してしゅわ〜っと空高くへ広がってゆく。。。このうきうき感。幸福感。
この時期、いろいろな仕事始めがあるけれど、今日は染め仕事始めをしました。
去年キャンプで思いっきりワインでしみをつけてしまったテーブルクロスを薄桃色に染める。これでうまく隠せない箇所は、パッチワークか刺繍でカバーだな。ふっふっふ。。。古いものを試行錯誤し愛着を深めながら大切に使うこと。それは、本当に楽しい。欠けたお茶碗の金継ぎしかり。繕い物しかり。子どもが落書きした襖を、大胆な襖絵でカバーしたり。
2月11日 旧暦 師走26日 チューリップがたくさん芽を出していました。
2018.2.6 よみがえりの季節。
「立春」を過ぎたという安心感がそうさせているのかもしれません。
土用を過ぎたあたりからにょきにょき伸びて、ついには蕾をつけていた葉牡丹は次々と花を咲かせ、甘夏や伊予柑といった柑橘類の黄色が眩しい。
旧暦の暦を意識して暮らしていると、毎年立春の頃になってようやく、新しい一年のフォーカスのしどころが落ち着いてくる感覚があります。
この冬はしっかりインフルエンザにかかり、いろいろ計画していたことが片っ端からストップしましたが、去年「かぐや姫の物語」という映画を見て、辛いことや悲しいこと、怒りや妬みといった自分としては、なるべく避けたいと思っていた感情も含めて、生きる喜びと感じられるようになっていたので、(とてもよい映画で家族みんなで抱き合って泣きました。もし見たことがない方いらしたら、おすすめです。)それほど辛く感じずにしっかり休むことができ、あの皆既月食の夜、影に隠れて赤く染まり、そして少しずつ蘇ってゆくお月様に手を引かれるようにして、一歩一歩足元を確かめながら、私も歩を進めることができました。
さらに立春の時に合わせるように、大切な友人夫妻がゆったりおったりの森の活動を英語でも紹介できるような文章作りを心を込めて手伝ってくれました。Thank you for your support,Mioko Mochizuki and James Dawson Brock!
異なる文化からの視点を通して表現されることで自らの姿形がよりはっきりと見えてくるということは多くあると思います。美しい詩的な言葉で、ゆったりおったりの森の活動を通して私のしていることの意味や願いまでをも含んでまとめてくれました。
Shitsurai is a Japanese art of bringing seasons into everyday life. This art has been practiced in Japan for thousands of years. With every rhythm of season and life, the Japanese people have celebrated with shitsurai by mindfully arranging vegetables, fruits, grains, flowers and other symbolic tools and objects.
Yuttari ottari no mori means “tying and weaving of the forest,” and it is the figurative name we use for the activity of binding ourselves through time to our family past and future by bonds of the living forest.
Shitsurai is a way for children and adults to come together and practice Yuttari ottari no mori. Shitsurai provides a framework of ritual and vocabulary which adds meaning and beauty to an encounter with the natural world. The practice of doing shitsurai by hand forms strong sensory memories in childhood which can become part of the lifetime foundation of the child’s sentimental relationship with nature and Japanese culture.
本当に、おかげさまです◎
自然の力と愛すべき人たちの思いやりとに支えられ、もう上昇の準備はできました。
あとは、日に日に力強く背中を押してくれる太陽の力に身を任せ、歩を進めるのみ。
このご恩を全力で未来を生きるいのちに送ります◎
2018.2.6 大人のためのキセツクラシの会「節分・立春正月」。
格別に寒いこの冬。ことの外、春が待ち遠しく感じましたが、雪が降ろうとも、冷たい風が頬をさそうとも、インフルエンザの波が押し寄せようとも、ひたすら時が経過するのを待ち、ようやくたどり着いたこの節目。参加してくださったみなさんのお顔にも、あともう少しで今年の冬も乗り越えられるという安堵感とそれぞれの鬼とついにすっきりおさらばできるまであともう一息!という期待感が見えました。
これからしたいことを整理し、一歩前に踏み出すのにぴったりのこの時。それぞれに持つそれぞれの鬼を、いわしの煙と柊そして豆で追いやり、福を呼び込む。
みなさんから、今日帰ったら今からはじめることを書き出してみます!と前向きなお声をいただけたのは、とってもうれしかったです。
立春!この日を境に、日差しの力強さが変わった。そう感じるのは私だけでしょうか?もう気分は春です。
次回、ひなまつりの会は3月1日に開きます。是非おいでください◎
2018.2.6 ゆったりおったりの森のお味噌会。
今年で11年目となりました。恒例のお味噌会。今年も開催いたします。もうすでに、たくさんのご家族から参加のお声をいただいてとっても喜んでおります。わいわい楽しくご一緒に、今年のお味噌にも入魂!仕込み終わったらみんなでゆっくりおしゃべりしながらお茶しましょう〜◎楽しみにお待ちしております◎