2018.2.24  「子どもたちがお味噌を作る会」に改名かな◎

photo by yuji kazama
 つやっつやのお豆たち◎元気な元気なこどもたち◎愛に溢れたお母さんたち&プレお母さん♡&お父さん◎総勢25名。みなさんのおかげで11年目も無事和やかにお味噌を仕込むことができました◎本当にありがとうございました◎

 
  毎年参加してくれている子どもたちは段取りもすっかり心得ていて、豆潰しのポイントは?の問いには「一気にやろうとしないで、一粒一粒丁寧に潰すことです。」とは小学2年生男子のお言葉。はい。ごもっともでございます。その言葉通り、子どもたちの潰してくれたお豆は本当に一粒一粒滑らかなペースト状になっていました!
 

photo by yuj i kazama
   年々子どもたちのできることが増えてきて、大人たちは年々楽になっていましたが、今年の子どもたちの活躍ぶりは目覚ましく。いよいよ、主役の座を子どもたちにお譲りし、名前も「子どもたちがお味噌を作る会」に変更した方がよさそうです。すごい!!!

 お豆や麹やお塩をかき混ぜていればどうしても床にこぼれてしまうこともあります。それが足の裏について、床があっちもこっちも汚れてしまったりもします。でも、最後には廊下や床の雑巾掛けまで子どもたちがしっかりやってくれて(途中から雑巾掛けリレー競争になって大盛り上がり!)大人たちは、まさに黒子となって、おしゃべりを楽しみながら子どもたちの細々とした後始末をせっせと致しました(笑)世の中の大人たちがみんなこうなら。子どもたちはもっと楽しくのびのび、いろいろなことに挑戦できるだろうな。そんな素敵な美しい光景でした◎
 

photo by yuji kazama
   一仕事終わってのおやつタイムの子どもたちのがっつきっぷりもすごかったですが(笑)終始楽しくみんなで作業して、みんなでおしゃべりして、そんなみんなが帰ってしまってから、夕飯に食べた、今日蔵から出したてのお味噌を使ったお味噌汁の美味しいこと。その甘やかな、まろやかな、優しい味わいは。。。筆舌に尽くしきれないほど美味しくて(手前味噌ですが)。来年のお味噌もきっと元気なみんなのおかげでとびきり美味しいものになるのだろうな〜と今からとっても楽しみになりました◎本当に、幸せです◎

 
 みんなでお味噌を仕込むのは本当にいいものですね。また来年も12年目のお味噌会みなさんとご一緒できますように◎ありがとうございました〜◎
 
2月24日 旧暦睦月9日 三寒四温 今日はあたたかでした◎

2018.2.19  奥の奥の奥深くで力強く流れるもの◎

photo by yusei kazama
 その塊は、自然の摂理としか言いようのない、なにものにも押し止めることのできない強力な力に突き動かされるようにして、奥の奥の奥深くで力強く流れている。それが生きているってことなんだな。
 この週末は、上野の国立科学博物館に行ってきました。子どもたちが宇宙の始まりや生命の歴史に興味を深めているので、広い広い博物館全て見られなくとも、なにか一つでも心に残ったらいいなと思って。。。
 

photo by yusei kazama
  でも、実際行ってみたら、子どもってそんなものじゃあなかった。圧巻でした。子どもは自然だ。とは、常々思うことですが、国立科学博物館の、そこに集結された人の叡智、その展示の一つ一つに込められた吹き出すような情熱が子どもたちの奥深くに流れるなにものかを力強く後押ししてくれるのでしょう。そのエネルギーに呼応するように、子ども達は壮大な命の系譜をまるごと感覚で吸収していました。地球の奥深くで上へ下へと流転するマントルの勢いそのままに、果てしない智の旅を続けるこの子たちは、まちがいなくデボン紀に海から陸へと生活の場を広げるべく逞しく進化を遂げた生物たちの子孫なんだな。と妙に納得してしまったり。。。
 
 photo by risa kazama
 季節はちょうど雨水。雪解け水が大地を流れ流れ。その勢いはどんどん増しています。
 家に帰り、おもむろにスケッチブックを広げ、鉛筆一本で動物の足の違いを描き出す兄。その横で色とりどりのクレヨンで大好きな消防車を何台も何台も描く弟。学校の宿題をするときにはみられない、この真剣な姿勢。眼差し。ちょっとうっかり声をかけられない神々しさ。
 子どもたちの小さな身体の奥の奥の奥深くで、なにものにも押し止めることのできない力に突き動かされて流れるこのいのちこそを大事にしたいと思った雨水の頃。
 
2月19日 旧暦 睦月4日 雨水

2018.2.11 梅の谷の夜明け。

photo by risa kazama
 雨上がりの梅の谷は薄桃色に香る霞に包まれる。
梅は夕暮れ時から夜がいい。それが難しかったら早朝。だんだんと夜が開けゆく頃。

ふくよかな梅の香りがゆっくりと晴れてくる霞とともに、私の身体を通過してしゅわ〜っと空高くへ広がってゆく。。。このうきうき感。幸福感。
 
 この時期、いろいろな仕事始めがあるけれど、今日は染め仕事始めをしました。
去年キャンプで思いっきりワインでしみをつけてしまったテーブルクロスを薄桃色に染める。これでうまく隠せない箇所は、パッチワークか刺繍でカバーだな。ふっふっふ。。。古いものを試行錯誤し愛着を深めながら大切に使うこと。それは、本当に楽しい。欠けたお茶碗の金継ぎしかり。繕い物しかり。子どもが落書きした襖を、大胆な襖絵でカバーしたり。
 

 photo by risa kazama
 

2月11日 旧暦 師走26日 チューリップがたくさん芽を出していました。

2018.2.6 よみがえりの季節。

photo by risa kazama
   日差しが変わったね〜◎寒いけどもう気分は春だね〜◎朝幼稚園へ送りに外に出てはそんな言葉が口から出るようになりました。
「立春」を過ぎたという安心感がそうさせているのかもしれません。
土用を過ぎたあたりからにょきにょき伸びて、ついには蕾をつけていた葉牡丹は次々と花を咲かせ、甘夏や伊予柑といった柑橘類の黄色が眩しい。

 

photo by risa kazama

旧暦の暦を意識して暮らしていると、毎年立春の頃になってようやく、新しい一年のフォーカスのしどころが落ち着いてくる感覚があります。
 

photo by yuji kazama

この冬はしっかりインフルエンザにかかり、いろいろ計画していたことが片っ端からストップしましたが、去年「かぐや姫の物語」という映画を見て、辛いことや悲しいこと、怒りや妬みといった自分としては、なるべく避けたいと思っていた感情も含めて、生きる喜びと感じられるようになっていたので、(とてもよい映画で家族みんなで抱き合って泣きました。もし見たことがない方いらしたら、おすすめです。)それほど辛く感じずにしっかり休むことができ、あの皆既月食の夜、影に隠れて赤く染まり、そして少しずつ蘇ってゆくお月様に手を引かれるようにして、一歩一歩足元を確かめながら、私も歩を進めることができました。
 

photo by yuji kazama

さらに立春の時に合わせるように、大切な友人夫妻がゆったりおったりの森の活動を英語でも紹介できるような文章作りを心を込めて手伝ってくれました。Thank you for your support,Mioko Mochizuki and James Dawson Brock!
異なる文化からの視点を通して表現されることで自らの姿形がよりはっきりと見えてくるということは多くあると思います。美しい詩的な言葉で、ゆったりおったりの森の活動を通して私のしていることの意味や願いまでをも含んでまとめてくれました。
 
Shitsurai is a Japanese art of bringing seasons into everyday life. This art has been practiced in Japan for thousands of years. With every rhythm of season and life, the Japanese people have celebrated with shitsurai by mindfully arranging vegetables, fruits, grains, flowers and other symbolic tools and objects.
Yuttari ottari no mori means “tying and weaving of the forest,” and it is the figurative name we use for the activity of binding ourselves through time to our family past and future by bonds of the living forest.
Shitsurai is a way for children and adults to come together and practice Yuttari ottari no mori. Shitsurai provides a framework of ritual and vocabulary which adds meaning and beauty to an encounter with the natural world. The practice of doing shitsurai by hand forms strong sensory memories in childhood which can become part of the lifetime foundation of the child’s sentimental relationship with nature and Japanese culture.
 
本当に、おかげさまです◎
自然の力と愛すべき人たちの思いやりとに支えられ、もう上昇の準備はできました。
あとは、日に日に力強く背中を押してくれる太陽の力に身を任せ、歩を進めるのみ。
このご恩を全力で未来を生きるいのちに送ります◎
 

 旧暦 師走21日

2018.2.6 大人のためのキセツクラシの会「節分・立春正月」。

photo by risa kazama
 
  2月1日に大人のためのキセツクラシの会「節分・立春正月」を開きました。

格別に寒いこの冬。ことの外、春が待ち遠しく感じましたが、雪が降ろうとも、冷たい風が頬をさそうとも、インフルエンザの波が押し寄せようとも、ひたすら時が経過するのを待ち、ようやくたどり着いたこの節目。参加してくださったみなさんのお顔にも、あともう少しで今年の冬も乗り越えられるという安堵感とそれぞれの鬼とついにすっきりおさらばできるまであともう一息!という期待感が見えました。
これからしたいことを整理し、一歩前に踏み出すのにぴったりのこの時。それぞれに持つそれぞれの鬼を、いわしの煙と柊そして豆で追いやり、福を呼び込む。
みなさんから、今日帰ったら今からはじめることを書き出してみます!と前向きなお声をいただけたのは、とってもうれしかったです。
立春!この日を境に、日差しの力強さが変わった。そう感じるのは私だけでしょうか?もう気分は春です。
次回、ひなまつりの会は3月1日に開きます。是非おいでください◎

 
旧暦 師走21日

2018.2.6 ゆったりおったりの森のお味噌会。

photo by yuji kazama

 今年で11年目となりました。恒例のお味噌会。今年も開催いたします。もうすでに、たくさんのご家族から参加のお声をいただいてとっても喜んでおります。わいわい楽しくご一緒に、今年のお味噌にも入魂!仕込み終わったらみんなでゆっくりおしゃべりしながらお茶しましょう〜◎楽しみにお待ちしております◎